センター試験の前日にぼくは
こんにちは せつなです
センター試験前日の思い出をぼかしてお伝えします 重要じゃない部分はあえて変えたりしています
記憶もぼやけてきているのでちょうどいいですね
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ぼくは自称進学校にいました それも、自称進学校の中でも下の方な気がします
そこでぼくは学年トップ層にいました
大体ぼくを含めて4人くらいが集団の中で飛び抜けていて、学年1位を奪い合っていたという感じです
この4人の志望校は全員同じ(地方の旧帝大)で、不思議な連帯感を感じていました 仲良くなりたいな~とも思っていました
ぼくはそのひとたちと体育の授業が同じだっただけで一切の接点が無かったので、なんとなく顔と名前を知っているくらいの感じでした ぼく以外の3人は割と知り合っていたのかな?
なのでぼくだけ認知されるのが少し遅かったと思います
その大学への合格者も数年間(もしかしたら10年以上)出ていなくて 俺こそが......!という感じでほんのりバチバチでした
学年の先生の話をしましょう
ぼくが嫌いだった(多くの生徒に嫌われていたと思う)英語の先生を紹介しておきます
その英語の先生は学年の学力(?)担当(そういうの何て言えばいいんだ)で、定期テストが終わるとある学年集会のたびに、いっぱい勉強しろだの、全国の受験生はこうしてるだの言っています
そいつ(英語の先生)は別にわかりやすい授業をするわけでもないのに自分が指定した教材をやれば絶対に大丈夫みたいなことを言ってるし 自分が指定した教材以外を使うことを「浮気」とまで表現したし 私が出した課題をちゃんとやらないとダメみたいな雰囲気を出していました
なんだマジでアイツ...... と当時から思っていました わたしは面倒だったので従順なふりをしていましたが
学年トップ層4人の一人に従順じゃない感じの人がいて、学年上位が呼ばれる放課後の英語対策(そいつが担当している)にも「来なくていい」と言われていて カッケェ~~~~!!! と思っていました(そのひとと模試で同率学年1位を取ったことがある(しかもその結果が掲示されていた)ので ぼくは勝手に親しみ?を感じていました)
まあこんな英語の先生のもとで日々を過ごしていました
高校二年生になってクラスが変わり 学年トップ層の4人は文系理系に2人ずつに分かれます
ぼくは理系のクラスに入りました
そこでぼくは その1人と同じクラスになります 以下「彼」と呼びましょう
「彼」について説明します
その彼は運動もでき、部活で好成績を収めていました 県大会の一つ上(書くと地元の地方がバレる)の大会にも出ていたと思います
まさに学校のスターって感じです 運動も、勉強もトップクラス(運動なら何でもできるという感じではなかったかも?)後輩や他学年の先生にも認知されていたようです
ぼくに無いものをいっぱい持っていました
大げさに言えば 理系トップの「光」と「影」です 僕は影だ
ぼくは彼を意識していましたし、彼もぼくを意識していたと思います
なんとな~く仲がいい感じでした 普段から一緒にいるという感じでもないですし、一切話さないという感じでもありません なんか、いい距離感でした
移動教室のときに一緒に移動したり、課題が何だったかを確認したり そういう感じです 彼はぼくより友達も多かったでしょうし、彼の周りにはだいたい人がいました
それでもぼくとたまに話してくれました
3年の夏休みには一緒にオープンキャンパスに行きましたし、2人一緒に職員室に来てくれと担任の先生に呼ばれることもよくありました 理系で志望大学が同じ2人だから何かと一緒に扱われるという感じです
そうして仲が深まっていきます
ただし、受験について対等な関係にあったわけではありませんでした
ぼくは彼に段々と差をつけていきます
高校二年生の後半くらいから模擬試験は文系と理系に分かれ、
ぼくは理系1位を取り続けました 絶対王者と呼んでも良かったでしょう 下位の自称進学校で絶対王者をしてても悲しいだけかもしれない
夏休みに受けた志望校のオープン模試ではB判定を、秋に受けたオープン模試では冊子掲載を勝ち取りました(地方旧帝大のオープン模試の冊子掲載は、おそらくそんなにすごくない?)
しかし彼はE~D判定を出ず 一緒に職員室に呼ばれて判定の話になっても、ぼくはある種の申し訳無さを感じていました
互いに意識をしていると言っても、ぼくのほうが合格に近い、と互いに思っていたと思います
そんなこともあり、ぼくは学年の、様々な期待を背負っていました
そのプレッシャーが無かったと言えば嘘になりますが、ぼくは結構うおおおおやってやるぜえええという感じです
今考えると、その興奮も緊張だったわけですが
彼もどこかぼくが格上のような感じで接してくることが増えたように思います
そんなこんなで センター試験前日となります
その日、学年の上の層を集めた放課後の英語対策(カス)が終わり ぼくと彼がなんとなく教室に残っていました
そこで彼は ぼくに初めて 弱い部分を見せてくれました
日に日に増していった本番への不安が前日にして爆発したのかもしれません それを外でもないぼくに打ち明けてくれました
彼は大体こんな感じに言いました
「英語の先生が出した課題とかもちゃんとやれないときもあったし、大丈夫かな......」
ぼくは「大丈夫です そんなの関係ないですよ」と言うことしかできませんでしたが、そう言うと彼は安心したような雰囲気で(安心したかはわからない)ごめんね、弱気を見せちゃって、ありがとね とぼくに言いました
彼より学力があるのがぼくくらいしかいなくて、また教員にも英語の先生うんぬんみたいなことは言えないでしょうから 必然的にぼくにしかその不安を打ち明けられなかったのだろうと思います
アイツ(英語の先生)許せねえ...... 彼に必要もない不安を感じさせて...... クソ...... とも思いましたが、
それより「人から弱みを見せてもらった」ことが初めてだったので、それが心に残っていました
それも、ぼくより友人も多く、学校のスターだった彼に ぼくが持っていないものをいっぱい持っていた彼に 怖い気持ちを共有してもらえた
1年の頃から漠然と仲良くなりたいと思っていた彼から、少し憧れてもいた学校のスターに そういう部分を見せられたら
......
センター試験が終わってみれば、ぼくは合格者平均より少し低い程度で、彼は合格と遠い点数を取っていました
結局彼は別の大学を受け、ぼくは目標だった大学を受けました(落ちました!!!!!!イェイ!!!!!!!!)
文系のほうの2人は 英語の先生に背戻(?)していた方は一般入試で受け落ち、そうでない方はなんとセンター利用AO入試で合格していました(!?) よかったね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今は彼と連絡を取るとか、そういうことは一切ありません
ですが彼がぼくにくれたものは計り知れません 彼のことを忘れることはないでしょう
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それの影響なのかどうかはわかりませんが、女の子同士(というか同性?)の友情がとても好きです これの影響なのかはわかりませんが!!!!!
高校生のときまで美少女コンテンツをまともに摂取してませんでしたからね おそらくその理由は情緒が育っていなかったからでしょうけど この一件で友情の意味を知れたように思います
花名ちゃんと大会さんの関係性とか、、、海凪姉妹とか、、、京結とか、、、
色々な好きな関係の根柢にある気がするのです この一件が
この記事の内容をだれか女の子同士のものにして作品に仕上げてくれないですかね(???)
はい ここまでありがとうございました()
彼がこの記事にたどり着かないことを祈ります(はずかしいので >_<)
それでは~~~